<009>追悼 漫才師・東京丸、ホームラン勘太郎、昭和こいる「東京かわら版」に見る2021年、演芸界で亡くなった人々・その3

2021年亡くなった漫才師3人
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キキオです。

日本で唯一の演芸専門誌『東京かわら版』。
2022年4月号の中に「寄席演芸年鑑2022」という部分があります。
これは、昨年2021年の寄席演芸界でなにが起こったか網羅している貴重な資料です。

というわけで今回は、その中にある「2021年笑芸関係の物故者」から、昨年お亡くなりになった方について、個人的な思い出を中心に書いていこうと思います。

今回はその3回目。
3人の漫才師をご紹介します。

たくさんの方々が亡くなるのは寂しいし堪える。
皆さまのご冥福をお祈りします。

なお、演芸専門誌『東京かわら版』については、別記事を作成予定です。

(文中、敬称は略させていただたます。)
日本で唯一の演芸専門誌『東京かわら版』。
2022年4月号の中に「寄席演芸年鑑2022」という部分があります。
これは、昨年2021年の寄席演芸界でなにが起こったか網羅している貴重な資料です。

というわけで今回は、その中にある「2021年笑芸関係の物故者」から、昨年お亡くなりになった方について、個人的な思い出を中心に書いていこうと思います。

今回はその3回目。
3人の漫才師をご紹介します。

たくさんの方々が亡くなるのは寂しいし堪える。
皆さまのご冥福をお祈りします。

なお、演芸専門誌『東京かわら版』については、別記事を作成予定です。

(文中、敬称は略させていただたます。)

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東京丸(漫才師)

漫才師の東京丸(あずまきょうまる)。
1月30日、74歳没。

近年、東京丸の名はナイツの塙宣之の発言だったり、ナイツのネタだったりで知った人も多いのではないか。
『人志松本のすべらない話』での塙の話を覚えている人もいるかもしれない。

コンビは、「東京丸・京平」。

晩年は、若い頃と違いスローなテンポでの漫才が多かったがそれでも場内爆笑でした。

ナイツ塙もどこかの番組で言っていたが、アンガールズの「ジャンカジャンカ」をイメージするとわかりやすいが、いわゆる「ブリッジ」を始めた第一人者らしい。

文字で書いても伝わらないのは前提だが、あの「チャーンチャチャチャチャーン、チャンチャンチャチャチャーン」がもう生で聴けないのか…。

本当に寂しいよ…。

ちなみにナイツが良く話題にしている、浅草漫才協会。
どうしてこんなことがおこるのか?というすごい話がたくさんあるので、またあらためてご紹介します。

ホームラン勘太郎(漫才師)

漫才師。
9月18日。
65歳没。

「勘太郎」が亡くなったと聞いて、わたしはしばらく絶句した。
相方の「たにし」とともに、いつも明るい漫才をしていたのが印象的。
穏やかな空気で、寄席の空間を包み込んでいた。

勘太郎は大きい。正確な身長はわからない。
たにしは小さい。もちろんこちらも身長はわからない。

二人が出てくると、なぜだか気持ちがあたたかくなる。
芸人が持つ「空気感」の問題だと思うし、これってとても大事だ。

舞台の上での話なのでネタなのか、本当なのかは良くはわからないのだが、名古屋の大須演芸場での話が好きだった。
東京の寄席にしか馴染んでいないわたしにとって、大須演芸場はあらゆる意味ですごい場所だ。

あとは、サプリの話。
勘太郎のひざが悪いからサプリを買った。
商品名は「ひじかたきくぞう」。
飲んでも全く効かなかった。
確かに商品名に「ひざ」は入ってなかった…。
そんな話。

相方のたにしがコメントを出していた。
「勘太郎は最高にいい奴で…」
ちょっと泣いた。泣いてしまった。

ホームランも寄席の舞台、あの空間にはもういないのか…。
ただただ寂しい。

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昭和こいる(漫才師)

昭和こいる。
漫才師。
12月30日。
77歳没。

コンビは「昭和のいる・こいる」。

二人の漫才を何回生で観ただろう。
東京に出て寄席やお笑いのライブなんかに通って、二人の漫才を繰り返し観た。

こいるの「そーそーそーそー」とか「しょうがないしょうがない」とか繰り返す言葉。
そしてあの奇妙な動き

漫才協会にも加入しているが、東京を代表する漫才師の一人だと思う。

相方ののいるが病気で舞台に立てなくて、ピンでやったり、あした順子と組んでやっていたり。
こいるのお笑いに対する並々ならぬ情熱を感じていた。
(とはいえ、芸人に聞いてみると全くそんなことはないのかもしれない…。)

あのとぼけたこいるの空気感。
たくさん観ることができて本当に良かった。

芸人はいつかいなくなるけど、わたしが生きている限り、みなさん、まだまだ生きているのだ。
ふっと思い出して、笑ってしまうから。

最後に

数回に渡って、雑誌『東京かわら版』2022年4月号に載った2021年に演芸界で亡くなった人について思い出を書いています。
今回は、その3回目。
3人の漫才師をご紹介しました。

書くたびに寂しさを感じますが、続々更新したいと思いますのでよろしくお願いします。

キキオ

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