<001>NHK BS2『立川談志 日本の笑芸百選』(2005) -談志が語った芸人一覧付き

立川談志笑芸百選
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キキオです。
第1回目の投稿。
何を取り上げるか、迷いました。考えました。

考えた末に、2005年12月2日、NHK BS2で放送された
『立川談志 日本の笑芸百選』
と言う番組を取り上げることにしました。

昭和から平成にかけてのいわゆる「寄席」(よせ、と読みます。)の芸人たち、テレビ、ラジオ、はたまた映画やショーの芸人たちにはどんな人たちがいるのか。

落語も含め、幅広くどんな芸人がいたのか知りたい、と考える方もいると思います。
そんな方のためにこの番組はあります。

ところが、この番組。

現在では、NHKのライブラリーでも観ることができません。
たくさんの芸人さんが映像として取り上げられているので、権利関係など、とても難しいのかもしれません。
(観られるよ!と言う情報をお持ちの方、ぜひぜひコメントに書き込んでください。
よろしくお願いします。)

お近くの落語好き、演芸好きに助けてもらってください。

…と言うのもあまりにも無茶な話…。

そこで、立川談志(たてかわだんし)師匠が語った芸人のリストを掲載することで、雰囲気だけでもお伝えできれば、とこの記事を書くことにしました。
少しでも何かが伝えられたら良いな。そんなふうに思います。

こんなことがわかります。感じます。
・その生涯の中で、落語家・立川談志が愛した芸人がわかる。
・落語に限らず、昭和を中心に「笑い」にまつわる芸人がわかる。
・記事の最後に取り上げられている芸人一覧を付けました。
・立川談志の芸人としての凄みの一端を感じられる。
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『立川談志 日本の笑芸百選』とは

2011年に亡くなった落語家、立川談志。(以降敬称略)

立川談志が、愛した芸人を、すさまじいとも言える話術で、自由に2時間語り尽くす。
そんな番組です。

2005年に放送された当時、わたしは「NHKはなんてとがった番組をやるんだ!」と驚きました。

それほどに素晴らしいと思っているので、観ることができない2021年なのに、紹介しています。

取り上げられているジャンルは落語を始め、漫才、講談、浪曲(ろうきょく)・音曲(おんぎょく)、奇術・漫談・曲芸、そして喜劇人まで。
本当に多岐に渡ります。

キキオは、今日にいたるまで、録画を何回も何回も、繰り返し繰り返し観ました。
何度も観て思うのは、談志の狂おしいほどの「芸」に対する愛。

「愛」。

本当に宝石のような芸への愛が詰まっています。

芸人の説明にとどまらず、時には実際にやって見せてもくれます。
その再現(と言ったら失礼か…。)には、談志の芸の巧みさが表れています。
特に講談。
5代目神田伯龍の「吉原百人斬り」は泣けました。わたしが大好きすぎるからですが…。

取り上げられている映像も貴重なものが多く、3代目三遊亭金馬師匠や西川たつさんなどは、わたしもこの番組で初めて映像を観ました。

談志が亡くなって10年。
この番組の価値は2021年の現在でも色あせてはいない、と確信しています。

「立川談志」とは…を語るにはあまりに膨大である。

2011年11月に亡くなって、もうすぐ10年が経とうとしています。
落語家・立川談志(たてかわだんし)をご存知ない方も増えているのかもしれません。
いろいろな気持ちが談志に対してはあって、良い感情の方も、良くない感情をお持ちの方もいらっしゃると感じます…。
そのお気持ち、両方わかります。

きちんと談志と言う人を語らなければなりません。
しかし、今回では字数が大幅に足りません。
本当に膨大な記事になりますし、中途半端なものは書けません。
わたしの談志への想い、今聴ける・観ることができる談志の芸などを、あらためて紹介する機会を作りたいと思います。

わたしは1995年頃から東京を中心とした落語会、寄席に通い始めました。
晩年の談志を、ある程度追いかけることができましたが、それは本当に幸せな時間でした。
今回は談志への想いはこのぐらいにして。
次の機会に譲ろうと思います。

NHKの方へ

現在、この番組を観ることができないのは本当に残念です。
落語ファン、演芸ファン、また最近増えているであろう講談ファンはじめ多くの方に、映像をお届けできないのは残念な限りです。

NHKの方!
これは日本の財産です!
なんとか再放送を!
あるいはアーカイブで観られる方法を!

なんとか…。よろしくお願いします。

最後に…

と言ったところで、最後にリストを掲載して締めようと思います。

リストは、番組を観て、書き起こしました。
番組の最初に「取り上げるのはこんな芸人たち」と談志(正確に言うならば本名の松岡克由)が、パネルで一覧を紹介するのですが、そこに上がっていた芸人はすべて書きました。
それに加えて、パネルには名前が無くても、談志の話の中に出てきた人も書きました。

順番は話のとおり。時代どおりではありません。
また、リストの中には、談志が「あまり好きではない」「野暮だ」と言った人も入っていますが、そこは時代の記録ということで。

さらに海外の映画人が何人か出ていましたが、今回は割愛しました。
その中には、「キキオ案内所」で取り上げたい方が何人かいましたので、その時をお楽しみにお待ちください。

また、今後「キキオ案内所」で取り上げる可能性のある芸人さんにはアンダーラインをつけました。
落語ファンの方はじめ、演芸ファンの皆さまにとって、ほんの少しでもお役に立てることを祈って。

間違いなど不備がありましたら、コメントでのご指摘お待ちしています。

1回目の投稿から長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。

キキオ

立川談志が語った芸人・一覧

「落語」
3代目柳家小さん
初代三遊亭圓右
4代目橘家圓喬
初代三遊亭圓遊

初代三遊亭圓朝

3代目桂三木助
6代目春風亭柳橋
3代目春風亭柳好
3代目三遊亭金馬
5代目柳家小さん
2代目柳家三語桜
5代目古今亭志ん生
8代目桂文楽
6代目三遊亭圓生

3代目古今亭志ん朝
10代目金原亭馬生

2代目桂文朝
8代目桂文治
9代目桂文治
10代目桂文治
2代目鈴々舎馬風
2代目三遊亭円歌
5代目古今亭今輔

初代柳家権太楼
初代柳家金語楼
初代林家三平
3代目三遊亭円歌(歌奴)
4代目桂米丸
9代目雷門助六
6代目三桝家小勝

立川志の輔
立川談春
立川志らく

「上方落語」
初代桂小南
2代目桂小文治

2代目三遊亭百生

3代目桂米朝
6代目笑福亭松鶴
3代目桂春團治
5代目桂文枝(3代目桂小文枝)

6代桂文枝(桂三枝)
桂文珍
笑福亭鶴瓶

「漫才」
横山エンタツ・花菱アチャコ
中田ダイマル・ラケット
夢路いとし・喜味こいし
横山やすし・西川きよし
漫画トリオ横山ノック・小林龍太郎、のちの上岡龍太郎ダウンタウン
リーガル千太・漫吉
コロンビアトップ・ライト
内海桂子・好江
都上英二・東喜美江
三遊亭小円・木村栄子
砂川捨丸・中村春代
秋田實
海原お浜・小浜
海原千里・万里
島田洋介・今喜多代(島田洋之介・今喜多代)
吾妻ひな子
笠置シズ子
ミスワカナ
東ヤジロー・キタハチ
隆の家栄竜・万竜
宮島一歩・三国道雄
大空ヒット・三空ますみ
リーガル天才・秀才
獅子てんや・瀬戸わんや
Wけんじ
青空千夜・一夜
星セント・ルイス
ツービート
爆笑問題

「講談」
3代目錦城斎典山
5代目神田伯龍
6代目一龍斎貞山
3代目小金井桜州
2代目神田松鯉(小伯山)
3代目神田伯山
5代目一龍斎貞丈
3代目邑井貞吉
一龍斎貞鳳
6代目小金井芦州(麟慶)
2代目大島伯鶴
4代目宝井馬琴
2代目神田山陽(小伯山)
7代目一龍斎貞山

「浪曲・音曲…」
東武蔵
京山幸枝若
広沢虎造
玉川勝太郎
相模太郎
2代目柳家三好
春風やなぎ
広沢菊春
柳家小半治
柳家三亀松
立花家色奴・小奴
瀧の家お鯉・鯉香
都家福丸・香津代
都家かつ江
西川たつ

「奇術・漫談・曲芸…」
アダチ龍光
ジャック武田
初代引田天功
松旭斎天右・一光(情報求む!)
松旭斎天一

牧野周一
山野一郎
徳川夢声
石井均
マルセ太郎
牧伸二
ケーシー高峰
桜井長一郎
松井錦声
早野凡平
ボンサイト
東京コミックショウ
海老一染之助・染太郎
松元ヒロ

「喜劇人…」
清水金一
榎本健一
古川ロッパ
八波むと志
泉和助
トニー谷
藤村有弘

曽我廼家五郎
曾我廼家十郎
曽我廼家十吾
2代目渋谷天外
曽我廼家五郎八
曽我廼家明蝶
藤山寛美
西条凡児
森川信
佐山俊二
堺駿二
山茶花究
三木のり平
有島一郎
伴淳三郎
渥美清

脱線トリオ(由利徹・八波むとし・南利明)
トリオ・スカイライン(東八郎・小島三児・原田健二)
ぴんからトリオ
チャンバラトリオ
サムライ日本
トリオ・ザ・パンチ(内藤陳)
ナンセンストリオ
コント55号

あきれたぼういず
クレージーキャッツ
宮本二郎&スクラップサウンズ
バラクーダ
ドリフターズ
ドンキーカルテット(小野ヤスシ・猪熊虎五郎・ジャイアント吉田)

毒蝮三太夫

森繁久彌

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